■幌加内(ほろかない)蕎麦食い倒れ旅

お久しぶりです。最近は妻と大阪&広島に旅行。吉本新喜劇を見たり、日本三景の一つである厳島神社を参拝したり、現代的な旅をして参りました。

そして改めてホテルに宿泊する旅とテント旅の違いを認識出来ました。

予め考えていた乗り物や宿泊先に合わせて動く旅と、自分のその時の気分でどうにでもなる旅の違い。どちらの旅も楽しいのですが、日常生活があらゆる時間に管理されたものなので、私にとって心から自由になれるテント旅は何ものにも代えがたいものです。

北海道は300カ所以上のキャンプ場があります。これは素晴らしい財産です。

さて今回の企画は「幌加内(ほろかない)蕎麦食い倒れ」です。

幌加内と言えば「蕎麦」であります。作付面積・収穫量ともに日本一。

毎年夏には「ほろかない新蕎麦祭り」が大々的に開催され、我が家も何年かおきに訪れます。

 

幌加内町観光協会のHPでは9店舗の蕎麦提供店が紹介されており、今回のターゲットはパークゴルフ場の蕎麦店を除く8店舗とします。

私は過去に殆んどのお店に行った事がありますが、今日1日で限界に達するまで食事を続け、各店舗の味の違いを探求しようという事です。

果たして何店舗行けるでしょうか。。

因みに頂く蕎麦は「もり蕎麦」か「せいろ蕎麦」に限定します (実質同じ)。

 ■1店舗目 「せい一」

 AM11:10 もりそば:650円
 AM11:10 もりそば:650円

このお店は来店3回目位かな?お腹も減っていたし、2分で食べ終わりました。蕎麦はやっぱり美味しいね!

 ■2店舗目 「あじよし食堂」

 AM11:23 もりそば:680円
 AM11:23 もりそば:680円

このお店には過去に7~8回は来ていると思う。(営業時間が長いので)

アットホームな感じです。

 ■3店舗目 「八右ヱ門」

 AM11:39 もりそば:680円
 AM11:39 もりそば:680円

このお店には過去5回位来ていると思う。大根おろしが付いていますが、麺の

量は少なめです。恐らく幌加内で一番ファンの多い蕎麦屋さんだと思います。

 ■4店舗目 「玄蕎麦処○(まる)」

 PM12:15 せいろそば:700円
 PM12:15 せいろそば:700円

ここは多分今回で2回目。今回の食べ歩きで一番好みの麺だった。お店の人に聞いてみたら、ついさっき打ったばかりだって。細くてコシのある麺です。

 ■5店舗目 「そばの里」

 PM12:39 せいろそば:700円
 PM12:39 せいろそば:700円

4店舗目「玄蕎麦処○」の麺と似ているが、少し柔らかめの麺。美味しいです。

このお店は多分過去10回以上来ていると思う。

 ■6店舗目 「政和 三頭山」

 PM1:10 もりそば:550円(安い!)
 PM1:10 もりそば:550円(安い!)

こちらは初めて来店。昭和12年生まれのお父さん手打ちの麺です。雑談を色々しました。蕎麦農家&年金暮らしをしていて、楽しみで商売をしているから安く(550円で)提供しているとの事です。

打ったばかりの麺も見せて貰いました。ワサビは自分の家(蕎麦農家)の畑で採れた山ワサビ。アイヌねぎは近くの山で採って来たんだって。冷奴は自家製?と尋ねましたら「いや市販品だよ」って(笑)。サービス良過ぎです。

カバノアナタケ茶もご馳走してくれました。

 ■7店舗目 「霧立亭」

 PM1:42 もりそば:680円
 PM1:42 もりそば:680円

ここは過去5回位は来たな・・。元郵便局の建物を改装して蕎麦屋さんにしています。ここの麺も私好みの均整の取れた太さ。美味しいのですが、既にお腹が限界でコーラで気分転換しながら5分近く掛けて完食。

7店舗目終了・・・ウップ・・・・もう限界。2時間半で7店舗を回った。蕎麦が胃袋から逆流してきそう。

6店舗目の政和三頭山でサービスで出してくれた冷奴とアイヌねぎとカバノアナタケ茶が効いている・・。

最後、8店舗目はレークハウス朱鞠内だが・・・断念。

 

えっ!? どの店が一番美味しかったかって?・・・

うーむ、どの店も美味しかったが、印象に残ったのは4店舗目に行った「道の駅内の玄蕎麦処○(まる)」かなぁ。ここの麺が細麺でいい感じでコシがあって好みだった。

 

7店舗立て続けに食べて感じたのは、蕎麦の麺は太さに関わらず均等に切られていると喉越良く感じるという事。

 

あと、10割蕎麦と8:2蕎麦の見分けも結構難しいという事。言われないと分からない。私は。ネット上で蕎麦店の評価をしている人のどれ位が本当に分かっているのだろうか。

私は`美味しい'までは分かりますが、それ以上の細かい評価は難しくて出来ませんねえ。

霧立亭からの道中、お腹が苦しくて10分ほど道端で休憩し、運転もやっとの状態で朱鞠内湖畔キャンプ場に到着。

管理棟で受付。料金は大人600円・子供300円と格安。今時入場料だけでこれ以上取るキャンプ場もあるのにね。

ただ安い分、コテージを除く一般客はゴミは持ち帰り(炭の燃え残りも)だし、炊事棟やトイレの数も少ないので注意しましよう。

湖畔にオートサイトが沢山あるが、私が訪れた午後2時には既に先客で一杯だった。湖畔のサイトはカヌーをする人に人気なのです。

私は一段高いサイトを利用する事に。

お腹が蕎麦でキツキツで、休み休みフラツキながらテントを設営。

こんなに限界まで食べたのは初めて。

冬はワカサギ釣りで賑わう前浜も夏季はボート乗り場に大変身。

全くお腹の膨れが収まらないので、あぐらチェアに座ってボーっと湖を眺め続ける。見渡すと同じスタイルの人が多数・・のんびりしたこのキャンプ場の良い所。

今年はキャンプ場のガイドブックを2種類買いました。

 

    ① 北海道キャンピングガイド2014   1,620円 株式会社ギミック

    ② 14-15北海道キャンプ場ガイド 1,404円 亜璃西社

 

①はいつものガイドブック、②は今年初めて買ったガイドブック。①の方は毎年購入しているガイドブックで、今年は昨年と打って変わってほぼ全てのキャンプ場を網羅しています(その年によって内容が変わる)。②の方もほぼ全てのキャンプ場が紹介されていますが、コチラはマイナーなキャンプ場も全て写真入りになっている。それぞれ長所があるので、コチラと書店で確認してみて下さい。

 寝室からネット越しに見る前室
 寝室からネット越しに見る前室

眠気が出てきたので昼寝をする事に。テントの中の気温は23℃位でテントの中の風通しを良くして寝る。風はそよそよと吹き、鳥達の鳴き声や木の葉の揺れる音が最高の昼寝を約束してくれる・・しかしお腹が苦しぃ~。

午後6時、昼寝から目覚めるも、全くお腹が空く気配が無い。ビールを飲む余裕も無い程だ。どうしたものか・・・

と思ったら、突然雷雨が・・・。予報では晴れだったのに。風が吹き荒れ、雷がひっきりなしに鳴り響き、テント内で恐怖に震える中年男^^;。外に出しておいた焚き火用の木材を慌てて片付ける。

 

雷は光で確認できる他、ラジオを付けていれば「ザザザー」と雑音が入るので光が見えなくてもその後に聞こえるゴロゴロ音まで何秒あるかで、自分のいる所からどの位の距離で発生したのかが分かります。光(および電波)は1秒で30万キロ、音は1秒あたり340mで音が進みます。つまり、光は一瞬で確認出来、音はタイムラグで聞こえてきます。

仮に光ってから(またはラジオに雑音が入ってから)10秒後に音が聞こえた場合、約3.4キロ先で雷が発生したと考えられます。

 

そして一般的に雷は次に発生するまで最低でも数十秒掛かると言われているので、雷が鳴っている時にやむを得ず外を移動する場合は雷が発生した直後が良いらしいです。

 この日は何も食べず、ビールも飲まず午後8時に寝ました。

 

 

 

 

 

       2日目、午前3時に目が覚める

とても眠り易い気温&極度の満腹からか、珍しく午前3時までグッスリ眠ってしまった。起きがけにカメラ片手に散歩。ちょいと撮影。

この時期は午前3時で明るいので早起きの私はとても嬉しい。

昨日は夜中まで雨と風が強かった(様な気がする)。今朝は穏やかそのもの。

起きがけにコーヒーが飲みたくなり、ついでに菓子パンを食べる。朝っぱらから甘過ぎだったが、気楽に食べられるものがこれしかないので仕方なく・・。

コーヒーを飲んでパンを食べたらまた眠くなって来た。

今回パジャマとしてジャージの上下を持って来たのだが、やはりキャンプの時は通気性が良く伸縮するジャージが良い。ちなみにシュラフはモンベルの♯1を持って来た。これも丁度良かった。

シュラフに潜り込んで二度寝。(テントの中は12℃) 今迄のキャンプ史上1,2を競うほど気持ち良い二度寝。

鳥のさえずりもステキな子守唄・・

午前6時半に再び起床。周囲の人が昨夜の鬱憤を晴らすように焚き火をしていたので自分も。。ジャガイモの焼き芋をした。私はサツマイモよりジャガイモの方が好きなのである。マヨネーズをちょいと乗っけて湖を見ながら・・のーんびり。

今日は天気が良さそうだ。時折カヌーが目の前を横切る。カヌーをボーっと眺めながら焚き火をする。焚き火の魅力の一つに木が燃えた時に出る煙の良い薫りがある。その辺に落ちている木の枝をくべてみる。

木の種類によって煙の薫りも違う。。

朝の焚き火も良いものだ。

改めてキャンプっていいね。

別荘を持っていなくてもその土地に別荘を持った気分になれる。

午前9時45分、出発。昨日食べ損ねた8店舗目の蕎麦屋さんに行こうかとも思ったが、暫く蕎麦はいいや・・^^;

画像では分かり難いが、前方には残雪の山々が見える。日差しは初夏、緑は青々とし、若々しい勢いが感じられ、本当に良い季節だ。

帰り道、幌加内の道の駅に再び立ち寄り「熊笹ソフトクリーム(270円)」を頂く。

抹茶アイスに似た味で美味しいです。

 維文峠付近
 維文峠付近

道道251号線を走る。この道路は何年か前まで砂利道だった。

道幅が狭いので車通りは極端に少ない。遠くは大雪山を眺めながら新緑の中をゆっくり走る。。やっぱりオープンカーっていいネ!

午前11時自宅着。

 

ではまた!^^/