■ハチマル&雪月花廊

今回は小樽で開催される「北海道ハチマルカーミーティング」に行ってみる事にした。ハチマルカーとは1980年代にデビュー若しくは発売されていたクルマの事。1971年生まれの私にとって最も思い出深い年代のクルマなのだ。

(因みに私のロードスターも1989年発売なので一応ハチマルカー)

 

その後の行動はその時の成り行き任せ。

神居古潭のパーキングで。後方では警察がいつもの通りスピード違反の測定をしている。

今回アルミホイールをワタナベに履き換えた。ヤッパシこれだ。

ドライブ中の音楽は「JAZZで聴く山下達郎」と「THE BEST OF DISCO 80'S」の80年代づくしだー!

会場は「小樽望洋シャンツェオートキャンプ場」だ。シャンツェという名の通り、スキーのジャンプ台の麓にキャンプ場がある。

 

310台の参加があったそうで、クルマ離れが言われている現代でも、まだまだこんなにエンスーがいるんだな。嬉しい限りです。

 

上画像、ナイト2000のレプリカ!(トランザム)。ナイトライダーは当時欠かさず見ていたぞ! レプリカはこの世に沢山あって、より本物を目指しそれぞれが切磋琢磨している世界だが、面白いねぇ。このクルマは内装がまだ発展途上だったが、きちんとキット(クルマの名前)が喋っていたぞ!

ナイト2000の隣は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でお馴染みのデロリアンだー。オールステンのボディがシブい。

マイケル・J・フォックスについて調べてみた。パーキンソン病になったけど、今も健在で番組にも出ている様だ。

出た!ヒロの430だー。素晴らしい。ヤングオートの広告そのまんまじゃないか。ホイールも懐かしいなぁ。一気にタイムスリップだよ。

この様なピカピカ状態で実動するなんて感激モノだ。

最後のFRカリーナ。確か日本初のツインカムターボEGだよなぁ。セリカやコロナと同じGT-TRってグレードを使っていたね。当時何ていうか、爽やかで清々しいカッコ良さが売りだったね。程度がいいねぇ。

左のセリカ、現場では良く見なかったんだけど、オーバーフェンダーが付いて、よく見るとアルミホイールもデザインが同じだけど幅広の純正だな。いわゆる北米仕様って事か。拘っているねぇ。

右はチラっとしか写っておりませんがダブルエックスです。素晴らしい程度だ。

上画像)これは・・「フォードGT40」・・? それともレプリカなのか?こういう異次元のクルマは詳しくないのでよく分からん。本物だったらスーパープライスだよな~。しかし超カッコイイなあ。2005年に現代版の「フォードGT」が発売されたけど、これも大好き。もしフェラーリをくれるのだったらフォードGTを貰うなあ・・(誰がくれるかって?たらればの話だよ!)

ボンネットのさりげないNACA(NASAの前身)ダクトもカッコいい。

このオーナーさん、ヴェイルサイドのポルシェも出品されていました(下画像)。

横幕社長が乗っていたものでワイルドスピードにも出演したんだって。

上)拾い画像。こちらは2005年発売のフォードGT

私の独断による本日のハイセンス賞だ。

初代ゴルフ、恐らく塗装は当時モノだろう。ルーフを中心に見事に雰囲気の良いサビが出ている。ウィンドウのゴムモールもいい感じで劣化してカピカピだ。

キャリアの上には昔憧れたハイテク自転車が。この手の自転車、ヤフオクなどで時々新品が出て来るんだよね~。

アルミホイールはブッフマン?ちょっと忘れちゃったけどカッコいいな。昔流行ったよな~。こういうのは難しいんだよなぁ~。兎に角センスが素晴らしい!

どうですか。この並びを見て下さい。

手前からポルシェチューンで有名なE500(当日良く見なかったのでE60AMGかも知れない)、80年代ど真ん中のいつかはクラウン、930型911、VWタイプ2、通路を挟んで私のユーノスロードスター、2代目ライトエース、こんなバリエーションで駐車場に並ぶ事はココ以外にありえないでしょうねぇ!

S130Z、マンハッタンカラーだ。手前は「未体験ゾーン」の初代ソアラ(マイナー後)、向こうはR31やハチロクも。初代ソアラは憧れたなぁ。何たって未体験ゾーン(キャッチコピー)ですよ!小学生だった私は日本車もここまで来たか!と思ったものです。

Z31Tバー&カミナリエアロ。カミナリはアメリカのパーツメーカー。当時この組み合わせは憧れたなぁ。アルミはパナスポーツG7かぁ。いいねえ。

素晴らしく赤が輝いている極上車だ!

奥に写っているS130は左ハンだった。これも希少だろうねぇ。

ソアラ、クレスタ、コロナ、マークⅡ、チェイサー、懐かしの面々です。

どれもこれも好きだったなぁ。皆さん大切に乗っていて感動しました!

ランタボですよ!ランタボって発音したの何年振りだ!?

ワタナベ深リムホイールが激シブ! テールランプもピッカピカで愛情の度合いがよーく分かります。

ボクスターや550マラネロや360スパイダーも・・もう会場は何でもアリのごった煮状態だ~。最高に面白い!

GTS-RっぽいGTS-X。ピッカピカで超美しい。もう素晴らしいとしか言いようが無いです。思わずオーナーさんに素晴らしいを連呼してしまった・・

こ、このカラーは・・オーテックバージョンじゃないか。これは珍しい。

 

私は免許取って初めてのクルマがHR30のL型ターボGT、その後DR30のFJターボC、BNR32と乗り継いだので、スカイラインには並々ならぬ思い入れがあるのだ。こんな話題を脳味噌の奥から引っ張り出して来たのは何年振りか・・。

VスペックⅡだ、程度がいいねぇ。

私がR32 GT-Rを購入するきっかけになったのが、フランスのツーリングカーレース、スパ24時間だ。当時ポルシェやBMWやアウディは大排気量2WDで、GT-Rは「ツインカム ツインターボの可変4WD」という当時としては超が付くハイテクマシン。各国モータージャーナリストは「東洋からやってきた 見た事も無いこんなクルマ(当時のGT-Rは国内専用車だった)が24時間も走れる訳が無い」と厳しい下馬評を浴びせていた。

ところがどっこい結果は2位のポルシェ911カレラに21周も差をつけて優勝(3位4位5位もポルシェ911)、グループNクラスも優勝と、正にGT-Rの完全勝利だった!(下画像は当時のモノ)

それまでの日本車は欧州車に対しまだ色々な面で後れをとっており、このレースを見た私は遂に日本車もここまで来たか・・と感激したものです。

 

余談ですがGT-R優勝の10年前の1981年に同じスパ24でSA22サバンナRX-7が総合優勝しております。またパリダカでは1985年に三菱ワークスがパジェロで日本車初の総合優勝をしています。この時は物凄いパジェロブームが起きましたねぇ。

 ゼクセル スカイラインGT-R カッコいい・・
 ゼクセル スカイラインGT-R カッコいい・・

1989~1990年の日本車は本当に勢いがあった。

セルシオはベンツを慌てさせ、NSXはフェラーリを本気にさせ、ロードスターは世界のオープンカーの新たなベンチマークになった。

本当に良い時代だった・・。

シティにレガシイにジェミニにギャランにライトエースに・・まだまだ紹介したいクルマが山ほどあるが、きりが無いのでこの辺で・・・

クルマの話って楽しいなあ・・。また来年参加しよ!

私が居た2時間、ずっと歩きっぱなしでした。

 

主催者の皆さん、お手伝いの皆さん、お疲れさまでした。ありがとう!

会場から15分位の毛無峠にて・・まだほとぼりが醒めない。。楽しかったなぁ。

赤井川温泉に来てみた。赤井川村構造改革センター・・何と堅苦しい名称だ。

お堅い名称とは裏腹に建物内部は地元各農園の野菜の小売あり、レストランありのホンワカ雰囲気。400円の入浴料を支払い入浴。掛け流しの温泉、地元の方々とのお喋りをしながらの湯浴みは最高でした。

そうそう、美味しそうだったのでトマトを購入しました。

さーて今日はどこのキャンプ場に泊まろうかな? 道央はこの時期どこに行っても混み込みなんだよな~。

とりあえず赤井川村の「ドロームキャンプフィールド」に寄ってみた。

ああ、案の定ごった返している・・とても良い雰囲気のキャンプ場なので、またその内利用させて貰おうっと。

雲を被った羊蹄山。しかし電線が邪魔だな~。

羊蹄山の周囲の電線を埋設して欲しい。

京極町のキャンプ場、スリーユーパークの前を通ってみた。お祭りをやっていて、物凄い混みようだった。こりゃいかん。

当初から狙っていた喜茂別町にある「雪月花廊(せつげつかろう)」に来てみた。

ここは双葉小学校の跡地を利用した「地元の史料館」「喫茶店」「キャンプ場」の複合施設。

私はノスタルジー溢れる廃校を見るのが好きなので、通り掛かる度にいつか利用してみたいと思っていたのだ。

オートキャンプ(乗用車)+人間1人で1,500円。校舎の裏側が基本のキャンプ場で、利用者が多くなると、表側のグラウンドも開放する様です。

既にライダーやファミリーキャンパーなど何組かのテントがあった。私は滑り台がある隅っこのスペースに陣取った。

私がいる位置からキャンプ場を見渡すとこんな感じ。

校舎内を見て歩く。画像左上には歴代校長及びPTA会長の写真がズラリ。

ある教室はプールバーになっている。レコードの数がモノ凄い。

この教室は駄菓子屋風。壁には「男はつらいよ」のポスター。

言葉を失う程の内容。このまま全てを‘何でも鑑定団’にって雰囲気。

図書室だってそのままあります。ここに1日中いても飽きないぞ・・・

体育館だってそのまんま。卓球台や跳び箱、バスケットのゴールまであります。

昼食を食べていなかった。途中ローソンで買って来た「蕎麦&いなり」を食べる。

テーブルは私が持っている折り畳みテーブルを初めて3つ並べてみた。

 

■手前左はスノーピークのbaja(バハ)400。購入価格は5,000円。これは既に絶版になっていてヤフオクを見るとプレミア価格になっているようだが、しっかりした作りでとても良い。

組立や片付けに若干手間取るが、隙間が無い天板で、脚もしっかり固定されており安定感がある。メイドインジャパン。

■手前右はキャプテンスタッグのアルミロールテーブル。実売価格が1,500円前後と、とても安い割にきちんとした作り。

私は通常カラ―、画像のアマゾン限定のブルーとピンクの3つを持っていて、その時の気分で使い分けている。

引きずると脚が内側に畳まる事があり、気を付けなければいけない。

■奥のはスノーピークのオゼン。購入価格は5,000円と結構いい値段。輪行用として購入した。SOTOの同様のテーブルと迷ったが、脚が完全固定されるこちらを選択。メイドインジャパン。 

キャンプ場に来て自炊無し^^; 一応米やレトルトカレーは買って来たんだが・・

 1,000円の豚丼セット
 1,000円の豚丼セット

そう言えば喫茶店のメニューに豚丼って出ていたなあ。私は豚丼が大好きだ。早速蕎麦を食べた直後に喫茶店に行ってオーダー。

よく連続して食べられるなって? 昼食抜きだったもので。

豚丼は勿論、地元産チーズ入りのサラダも美味しかった。

ハンサムなオーナーと美人な奥様と一緒に記念撮影。その場にいた別のお客さんに撮影して貰いました。

オーナーは元美術商でお洒落な駄菓子屋さん経営者でラジオのコメンテーター。

HBCラジオでその素敵な経歴や人柄を買われ、週一でコーナーを持って辛口のコメントをしていたのを思い出した。

何年前だったかな~。15年か20年前だったな~。当時仕事でクルマを走らせている時に楽しく聴いていたんだよな~。その時の話で盛り上がった。

 

兎に角ね、雰囲気凄~く良いのさ。初めて来た筈なのにもう何年もココに通っている様な錯覚にさえなってしまう。

 

そうそうオーナー自ら歌う、YOYO羊蹄山っていうCDを頂きました(奥様申し訳ありません^^)。このバイタリティ、エネルギー、半端ありません。

テントに戻って一眠りした後、12時頃に目が覚める。雨が降ったりやんだり。

あんパンを食べながらビールを飲み、ipadで本日のハチマルミーティングの様子を検索。

キャンプ道具を色々持ってきていますが、今回火器を使ったのは粉末のコーンスープを飲む時2回のみ・・^^;

雨がやんだ合間に星空が見えたのでCanonパワーショットS120で夜景を撮る。

一番向こうの雲の棚引いている山(右端の山)が羊蹄山。露出時間は15秒位だったかな。肉眼で見るとこんなに綺麗には見えない(真っ暗闇)

 

ラジオのボリュームを周囲に聞えない位に絞り(お隣さんとは30m以上離れているので割と安心)聴いていると午前2時半から「STVミュージックコレクション」が始まり、中島みゆきのメドレーが流れる。

真夜中のテントの中で聴くうら寂しい中島みゆきの歌声は味わい深かった。。。

 

午前3時からは「中島みゆきの月イチ オールナイトニッポン」が始まった。帰って来てから調べると中島みゆきが月一でオールナイトニッポンに出ていて、その時は直前のSTVミュージックコレクションが中島みゆき特集になるらしい。

朝食はコーンスープとコンビニで買っていた焼きそばパン、それに赤井川温泉で買っていたトマト。

エゾハルゼミかな? 既に弱っており、テントにようやくしがみついていた。

さあ帰るか! 雪月花廊さん、お世話になりました。また来ます。

 

支笏湖湖畔を走る。このルートは気持ちがいいねぇ。

国道12号線、日本一長い直線道路。美唄から滝川までの29.2km。

ロードスターにはETCも付いているのだが、7月からの大幅な値上げ(従来の1.4倍の値上げ)の上、元々ロードスター旅では高速道路を走るのを余り好まないので(この時期虫が付く、景色に変化が無い、寄り道が出来ない)下道を寄り道をしながらノンビリ走る事にした。

奈井江の道の駅に寄る。自衛隊の82式指揮通信車と一緒に。

ついでに併設された「炭鉱食堂」で「かき揚げ丼+蕎麦」を食べる。

 

今回の旅はこれにて終了。終始オープンで走ったので真っ黒に日に焼けました。

 

ではまた・・^^/