■真狩村に行く 2013年5月17日~18日

5月17日(金曜日)、その1週間前に札幌での仕事の予定が出来たので、天気が良ければ仕事後にそのままどこかへキャンプに行こうと決めていた。天気は最近の北海道の休日には珍しく良さそうなのでロードスターに道具を積んで出発。

ロードスターを本格的に走らせたのは10ヶ月ぶり位か・・。

今回の撮影は全てiPhoneです。

虻田郡喜茂別町 真正面に羊蹄山が見える。羊蹄山は独立峰であるために、連峰とはまた違った美しさが特長。羊蹄山とその周囲7000ヘクタールは国立公園にも指定されている。

 

いつもは何かしら音楽を用意して来るのだが、仕事の事で頭が一杯ですっかり忘れていた。という事で純粋なドライブを楽しんだ。

同じく喜茂別町で。蝦夷富士と言われるほどのシルエット。

山頂は倶知安町、喜茂別町、京極町、真狩村、ニセコ町の境をなしているらしい。

 

羊蹄山のそばには沢山のキャンプ場があるがこの時点ではまだ宿泊地を決めていない。お馴染みのキャンプ場ガイドブック(北海道キャンピングガイド2013)から幾つかの候補地を頭の中にストックしておき、寄り道しながら気に入った所に宿泊する予定である。

真狩村からの羊蹄山。この向こうに今回のキャンプ場がある。

北海道には色々な農地の景色があるが、この辺は田んぼがなく、トラクターで耕したあとの規則的な模様の土が何ともほのぼのとさせる。

羊蹄山の余りの輝きにその麓にある「羊蹄山自然公園 真狩(まっかり)キャンプ場」に吸い込まれた。

ここに来るまでは「サヒナキャンプ場」にする見込みが高かったが、天気の良い今回は羊蹄山がハッキリ目の前に鎮座するこのキャンプ場に決定だ。

数キロ先に行った事のない「真狩温泉」があるのも決めた理由の一つ。

管理棟に入場料600円+テント1張り600円=1,200円を支払って手続きを終えた。受付のおばちゃんは「あなたが今年の記念すべきキャンプ者第一号です」と言っていた。しかも本日はこの広大な敷地が貸切である。

サイトは段々になっており、幾つかあるトイレや炊事場はとても綺麗だ。

どこにテントを張っても良いと言うのは逆に非常に迷うものだ。

何となく炊事場とトイレとテントが正三角形になるようにテントを張った。 

天気は良いのだが気温は18℃ほど。

数カ月ぶりにキャンプ用テントを張り、数キロ離れた真狩温泉に向かった。

トイレ。身障者用トイレもありますし、完全な水洗トイレで綺麗です。
トイレ。身障者用トイレもありますし、完全な水洗トイレで綺麗です。
炊事場の隣には8分別のゴミ捨て場が。キッチリしています。
炊事場の隣には8分別のゴミ捨て場が。キッチリしています。

まっかり温泉に来てみた。

建物の後ろに見えるのが羊蹄山。従って露天風呂からの風景は下の画像となる。

 (真狩商工会さんのHPから画像引用です)
 (真狩商工会さんのHPから画像引用です)

源泉温度54℃の低張性弱アルカリ性高温泉で掛け流しだ。(入浴料500円)

特筆はこの景色。感激である。北海道でもこれほどの景色を持つ露天風呂は滅多にない。非常におススメだ。受付のおばちゃんや地元のおじさん達はフレンドリーでとても感じ良く接してくれた。勿論言ったさ、旭川からこの温泉の為に来たと。若干の脚色は許される!? ^^

真狩道の駅に行く。

食料品を買う為にスーパーを探して真狩の街を走らせたが、どうもスーパーは無い様だ。ひとまず道の駅に寄る。ここに来たのは初めて。

道の駅内部
道の駅内部

真狩村と言えば細川たかし、細川たかしと言えば真狩村である。

知内町の北島三郎、足寄町の松山千春、旭川市の安全地帯、帯広市の中島みゆき、池田町の吉田美和、函館市のGLAYなど、歌手だけに絞っても北海道から沢山の大物が輩出されている。

wikiによると妻子を北海道に残して上京し、成功したらしい。

遠くのスーパーに行くのが面倒だったので、コンビニで食材を揃えた。

 

コンビニ弁当、魚肉ソーセージ、食パン、ジャム、カップ蕎麦、じゃがいも、マヨネーズ、ワンカップ、そして京極の水・・。

ホントは魚介類を焼いて食べたかったな~。

 

いきなりコンビニ弁当だが、昼御飯を食べるのを忘れていたのでお腹が空き、緊急で摂取。298円でハンバーグや白身魚のフライ等等入っている。下手に作るより遥かに安いねぇ。

「山カメラ」
「山カメラ」

「山カメラ」はとても便利なスマホアプリだ。起動してカメラを山に向けるだけで、それが何の山かを教えてくれる。無料版なので広告が入るが・・。

夕方に小一時間ほど読書。畑正憲の「さよなら どんべえ」だ。

最近amazonで6冊ほどまとめてムツゴロウさんの本を購入。

ムツゴロウさんの本は今までも何冊か買った事がある。

 

TVではただの気持ち悪いおじさんだが、エッセイは天才的に面白い。

東大出身で、動物研究家でありながらプロ級の雀士、棋士でもあり、世界各国の食や語学に精通し、負けん気が半端無く強く、努力家で何日も寝ないで仕事をしたりする。

ムツゴロウさんのお父さんはムツゴロウさんが中学生の時に医大を受験し、医師になっている苦労人でもある。

同級生の奥さんとはムツゴロウさんが高校生の頃からの付き合いらしい。

読書のあとはそこら中に落ちている枯れ枝を拾ってきて焚き火。

焚き火台の中にある丸いものはジャガイモ。焼き芋を作っている。

 

焚き火は不思議だ。飽きない。全く。枝を適正な長さに折り、徐々にくべていく。火箸で燃えている枝の位置をチョコチョコ変え、燃えっぷりを観察する。

完全に乾燥していない枝は折れ口から水を噴き出す。樹皮は水を簡単に通さない事が良く分かる。

枝の並べ方によって燃え方は違う。円錐状にしたり、井桁状にしたり、色々やってみる。風下に座ると煙で大変な事になるが、風向きは微妙に変化して行く。焚き火は文化生活では見えない色んな事を教えてくれる。

じゃがいも。上手く焼けた。マヨネーズを乗っけて食べる。

マヨネーズは開封後、常温でも腐りにくい(数カ月は大丈夫らしい)のでアウトドア向きの調味料でもある。夏場は食中毒に気を遣うのである。

だんだん暗くなってくる。

目の前は森。今日、ここにいるのは自分だけ。管理人も定時で帰ってしまった。

急に心細くなる。自分は幽霊系は全く大丈夫なのだが、野生動物は怖い。

先日せたな町で山菜を採っていた人がヒグマに襲われ亡くなった事件を当然の流れで思い出す。

読んだ本も悪かった「さよなら どんべえ」はヒグマの事が書いてある本だった。分かっていたのだが、後悔した。

普段暮らしていて、命の危険を連続して感じるシーンは余り無いだろう。

 

辺りが暗くなり始めると、チョロチョロしていた今となっては愛嬌のあったいたずらカラス達がいつの間にかいなくなる。

鳴く鳥の種類も変わる。夜が深まるごとに恐竜の様な鳴き声を出す種類が増える。

鳴き声でその鳥の大きさがイメージされるのは人間に残された本能なのだろうか。

午後9時にはテントに潜り込み、後悔しながらも気を紛らわせる為に「さよなら どんべえ」を読み進める。

マイナス22℃まで大丈夫というシュラフにくるまっていたが寒い。肩を出しているのと、久々の野宿で体が慣れていないからだ。

1週間連続して野宿をすると体が驚く程順応する。2010年の北海道一周の時はそれを強く感じた。

 

かくしてカイロを両足の裏、腰、両脇の下に挟んで寝る事に。

(貼る専用カイロなので低温やけどにはならない)

午後10時、及川ミッチーのオールナイトニッポンを聞きながら眠りについた。

ラジオは普段聴かないが、ヒグマ除けも兼ねている。

 星をみるひと
 星をみるひと

午前2時少し前、「ホーホーホー」という鳥の鳴き声で目が覚めた。

フクロウのような声だが分からない。恐ろしい。気持ち悪い。

テントから這い出してテントの周囲をグルリと回る。異常無し。頭にライトを付けて森を見る。何か動物がいれば目が反射してすぐ分かるのだが、その気配もなし。

ほっとして天を見上げると殆んど雲の無い星空が広がっていた。

「星をみるひと」というアプリを起動。空にある星座を確かめる。

 さえずりナビ
 さえずりナビ

先程の声の主は何だったのだろうか。「さえずりナビ」というアプリではGPS情報からこの時期に現在地にいる鳥を検索してくれる。

鳴き声の試聴もスグ出来るから面白い。

 

 ※建物の中でカラスの鳴き声を出すとみんなビックリキョロキョロします。

 虫判定器
 虫判定器

「虫判定器」 このアプリは凄く面白い。虫を撮影してネットで送信すると、数時間から1日でその虫の種類が何なのか回答してくれるのだ。

前にミヤマクワガタのリアルな模型を写して送信したら「これは虫ではありません」と的確な回答があってビックリした。 一体誰が判定しているのか・・

これは今夏遊べそうだ。

 温泉天国
 温泉天国

温泉を検索するアプリ。現在地から調べる事が出来るので、移動中に便利。

私も相当数温泉の本を購入しているが、両方使う。

(ちなみに最近買った温泉本は下)

 こういう本が好きなのだ。いつもamazonを徘徊して購入している。
 こういう本が好きなのだ。いつもamazonを徘徊して購入している。

アプリをちょっといじって、午前2時半頃また眠りにつく。

次に目が覚めたのは午前4時。もうこの時期は明るい。

テントの中の気温は8℃。寒い。

コーヒーを淹れて飲む。澄んだ空気にコーヒーの豊かな香りが漂う。

食パンを焼いて魚肉ソーセージをのせてマヨネーズを掛ける。

これがとても美味しい。ジャムも買って来ていたが、今回はこれだけ。

 

野宿していていつも思うが、食べ物の美味しさってその時の状況が大きいと思う。こんなチープな食べ物だって体感上の味は好物のモスバーガーに匹敵する。

小樽市塩谷1丁目の海岸
小樽市塩谷1丁目の海岸

午前6時にはキャンプ場を後にしていた。

日高方面に行くか、小樽からオロロンラインを北上するか悩んで、途中の道路や街の雰囲気が好きな小樽方面に向かう。

仁木町や余市町につながる道路は果樹園が多く、ノンビリしていて好みだ。

 

そうそう、仁木町あたりだったろうか、私はこういった旅行の際に写真を撮ったり、何かに対しスピードを緩める事があるので事故防止の為に後続に付いたクルマをやり過ごすよう、パーキング帯に時々入る事がある。

その時もロードスターの後続に何台かクルマがつながったのでP帯に入ると、後ろを走っていた社用車のカローラも一緒に付いてきて、そのクルマに乗った30代の男性が降りて来て声を掛けてくれた。

何でも私のHPを見ていてくれている方らしく、岩内から札幌に仕事に行く途中らしい。

このHPには毎日35人から80人位の方が訪問してくれているが(のべではなく実数)、今回の様な事は2度目だ。

自宅から200キロ以上離れた所で嬉しかった。

 

声を掛けて頂くとHPを作る励みにもなるので、私を見掛けたら是非積極的に接触を試みて下さい。割と気さくで善良な人間の筈です^^;

2010年の北海道1周の時にも寄った小樽の「鱗友朝市」

コチラ側には食堂が2軒並んでいて、真ん中の入り口から対面販売の市場に入る事が出来る。

2010年の時は右の「のんのん」に行った。今回は左の「味さき」に行ってみる。

 

ちなみにココは午前4時にはOPENしているので早起きの私向きだ。

ウニとイクラとホタテの乗った「巴丼」(1,575円)を注文。

荒汁とバラチラシの具が入った小皿がサービスで付いて来た。

メイン料理よりも荒汁が印象に残る美味しさだった。

普段回転寿司で必ず頼むのだが、味の濃密さが段違いだった。

 

内容に対する価格は相応な丼でした。 

国道231号線、石狩市厚田の海岸(通称オロロンライン)を走る。

思ったより天気が良くないなぁ。スカっと感が無い。

音楽を用意していなかったのでラジオを聞きながらノンビリ走らせていると、いじめ問題の番組が大体1時間位あって教育専門家や芸能人(子沢山のTIMレッド吉田)、中高生が意見を交わしていた。私も二人の子供の親なので興味深い議題だった。が、内容は予想通りの展開にしかならなかった。

 

人間は知能が高くても所詮動物。争いは避けて通れない。普段その辺で見掛けるアリでさえ同種であっても違巣なら縄張り争いで殺し合いの喧嘩になる。

 

人間もアリもヒグマも基本は同じだ。

こんなに知恵が発達している筈なのに戦争や内乱が無くなったためしが無い。

 

ああ、難しい事考えていたら疲れてきた。。

浜益 柏木
浜益 柏木

北上を中止し右折。浜益のいつもの場所で。

本当は増毛まで北上するつもりだったが、冴えない天気なので中止。

帰宅する事にした。

道道451号線脇にはまだまだ残雪があり、辺りの風は冷たい。

ロードスターのヒーターを全開にして走る。

少し遠回りして雨竜の道の駅でソフトクリームを食べ、今回の旅?(おっと、出張ついでのキャンプだったか・・)を終了とした。

 

ではまた!